半年前の今日。東日本大震災が起こった。
その日、私は会社でいつも通り仕事をしていたが、突然縦揺れを感じた。
今までで一番長い縦揺れで、これはまずいなと思ったけど、周りはそんな感じではなく、私が変なのかと。
デスクの下に潜ろうかと思った。
その後、大きな横揺れ。
窓から見える信号機がゆらゆら揺れている。
どうしていいか分からなかった。
本当は吹き抜けだった場所に板を置いているらしいフロアに不安を感じた。
とりあえず、鞄と携帯を持って、会社の人たちと螺旋階段を降り、正面玄関から外に出る。
メールも電話も不通。
でもTwitterですぐに旦那の無事は確認できた。
古い実家に一人で居たであろう母、印刷会社で技術者として働く父、地下の食料品売り場で働く妹のことが心配になった。
家にいるうさぎーずは、ケージが落ちたりしていないだろうか。想像できない。
一度、社内に戻った。
だけどまた大きな揺れがあり、外に出た。
会社の裏でガス漏れが発生したようで、黄色いテープが張られていた。
上司と合流した。上司も必死に奥さんと子供の安否を確認しようとしているが、全然繋がらないようだった。
みんな、ひとまず社内に戻った。
その後、上司を含め、自分の部署の安否確認をし、時間が過ぎていった。
両親と妹の無事も確認できた。
会議室ではみんながニュースを見ていたけど、見る気持ちになれなかった。
何時頃だったか覚えていないけど、都営新宿線が運転再開したらしいと耳にした。
これに乗って家の近くまで行き、あとは歩いて帰ろうと思った。
いつも使っているJR馬喰町の駅(都営新宿線と繋がっている)まで行ったが、シャッターが下ろされていた。
なんとか駅までたどり着いて乗車。終点の本八幡まで行くことができた。
そこからは徒歩。道路は人で溢れかえっていた。
ある家の前には「良かったら使って下さい」と大量のホッカイロが置いてあり、なんだかウルっときてしまった。
その後はひたすら、誰よりも早く歩いていたと思う。最後は走った。
家の前で、ちょうど旦那と合流した。
旦那は親切な友達が会社までバイクで迎えに来てくれて、送ってくれたらしい。
長距離なのに、すごすぎる。ほんとに有難かった。
急いで家の中に入る。
オーブントースターとか、なんか色々落ちてたけど、うさぎーずは無事だった。
それだけで十分。
その後は、色々な映像や情報を目にしたり耳にしたりしたけど、あまりにその量が多くて、
ずっと見ていると悲しさで気持ちがいっぱいになってしまって、何も見たくなくなった。
気持ちが鬱々とした。
だけど、やっぱり今生きているからには、やりたいことを思う存分やるべきだし、
そのためには、元気がなかったら何もできないと思った。
だから行きたいとこに行って、見たいものを見て、やりたいことをすることにした。
凹んでいて、何もできないのは時間がもったいない。
心配して下さった方々、連絡して下さった方々、本当に感謝しています。
そのほかにも私に関わる方々、ありがとうございます。
私が元気でいられるのは多くの人のおかげだなぁと思います。
だから、皆さんにも元気であって欲しいです。
何をするにも、まずは、自分自身が元気であること、それが一番大事だと私は思っています。
なんかまとまり無いけど・・・ それが今思っていることです。
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